◆妊活 コラム|ゴールは妊娠じゃないっ!
妊娠はゴールではない
人工授精をしたが妊娠にはいたらず、体外受精で妊娠をしましたが、9ヶ月目で死産になってしまったという方でした。
その時のショック、ストレスなどから1年間生理が来ていない状態が続いています。やっと気持ちを切り替える事が出来てきたので、次に向けて進もうとインターネットでいろいろ検索して当院に来院されました。
こういった経験をされていて、どこにも誰にも言えなかった想いがたくさんありました。その想いを話されて、調整自体は20分程で終わりましたが、カウンセリングを含めてトータルで2時間半かかりました。
以前の基礎体温表を見せてもらうと、排卵してから一週間くらいしないと体温が上がらないので、黄体ホルモンのプロゲステロンに何かしら問題がありそうでした。病院ではホルモン剤を処方され、それを飲むようになってから生理周期の乱れが出て、唇にもヘルペスが出来てしまい、現在もかなり痛むようでベッドに口がつけられなず、水を飲む際もコップに口がつけられないのでストローで飲むといった状態でした。自分には薬はあってないのではないかと、お医者さんに言っても 「そんな事はない」と言われ処方され続けていました。
不妊治療=病院
ほとんどの人が 不妊治療=病院 という認識だと思います。ご自身でこういった体験をされた方に話を聞くと、病院は「妊娠がゴール」となっているような気がしてなりません。
その人に合った薬を適宜使う分にはまだいいと思います。人工授精や体外受精も必要だと思います。
しかし母体の状態やお腹の子供に与える影響、産後の状態まで考えていく必要があると思います。私たちは整体・食育などを通して 「妊娠して良かった」ではなく「お母さんも元気で、赤ちゃんも元気で良かった」 と、言える状態を目指す体作りのお手伝いをしていきたいと思っています。