【ファスティング期間】 ~発酵ドリンクと水だけで過ごす~
ファスティング期間は、基本的にファスティングドリンクと水のみで過ごす期間で、
噛むという摂食行為がなくなる期間です。
ファスティング中でも日常の仕事や家事が出来る様に
活動に必要な栄養素を補いながら行います。
それがファスティング中に飲むドリンクのことです。
一般的に「酵素ドリンク」「発酵ドリンク」と呼ばれています。
ファスティング・ドリンクは様々なところで販売されています。
楽天やアマゾンで酵素ドリンクと検索すれば、
安いものでは1本3千円ぐらいかりあり、良質なものですと1万円以上します。
安いものについ流れがちですが、安い酵素ドリンクには注意が必要です。
「売れてます!」「○○kg痩せました!」
に惑わされてしまうと、本来のドリンクの役割を見失ってしまいます。
ドリンク本来の役割は、
安全にファスティングができるように体に良質な栄養素を送ることです。
ただ栄養素を送ればいいのではなく、その栄養素の質に注視しなければ、
ファスティングでかえって具合を悪くします。
ファスティングで不調になっては本末転倒です。
ファスティングは、断食をすることが目的ではなく、健康になることが目的です。
ちなみに、酵素ドリンクには、酵素はもともと入っていません。(ドリンクメーカーに確認済み)
本来は、ドリンクの製造の段階で熱処理が必要なため、酵素は活性を失っています。
もしも、本当に酵素が入っていたら酵素反応のガスによって瓶は破裂します。
酵素は栄養というよりも、活性が有るか無いかで考えるものです。
(まるで酵素という栄養があるみたいに表現されていますが)
【安い酵素ドリンクのココに注意】
人工甘味料(異性化糖、果糖ブドウ糖液糖):○○液糖とか書かれているのは要注意です。
ドリンクを発酵(酵素反応)させるうえで砂糖が必要になるのですが、
普通に作るならば、黒糖・ブドウ糖・麦芽糖・オリゴ糖などと書かれていれば良いのですが、
○○液糖というのは素材ではないので人工的に手が加えられている糖類ということです。
香料:得体の知れない不明な添加物です。
合成香料の種類は、組み合わせによって数百種類にもなります。
安息香酸ナトリウム:防腐剤の役割。ビタミンCと反応して発ガン性物質になる。
カビや微生物の繁殖を抑える働きがあります。その反面、強い毒性を持っています。
商品のパッケージには、安息香酸Naと書かれていると思います。
ファスティングというのは、良くも悪くも体に大きな負担をかけます。
空っぽになったお腹に入れるドリンクが、体に悪いものだったらどうでしょう。
ファスティング中は、そのドリンクだけが栄養ですので、体の吸収状態は上がっています。
そこに変なものを入れるぐらいならば、私の意見としてはファスティングをやらない方がいいです。
【ファスティングに必要なことは、良質なドリンクを選ぶ!こと】
ドリンク選びが終わったら、今度はそのドリンクの飲み方をお伝えするのですが、
その前にファスティングがそもそも出来ない人、注意が必要な人をお伝えします。
【ファスティングを避けた方がよい方】
■肝炎・肝硬変・悪性腫瘍・糖尿病・胃、十二指腸潰瘍の方
■統合失調症・重度の精神疾患・狭心症・心室性不整脈、その他すでに臓器障害を起こしている方
■副腎皮質ホルモン剤投与中の方、その他投薬を中断すると危険のある方
■過去に心筋梗塞や脳卒中を起こした方
■一型糖尿病
■妊娠中、授乳中の方
■18歳以下、65歳以上の方
*また、現在病院に通っている方は、主治医の指導に従ってください。
ファスティング中は薬の効果・副作用も通常よりも強く効きます。服薬中の方は担当医師に相談のうえ行いましょう。
*女性の方は、生理前よりも生理後の方が身体への負担が少ないです。(ダイエット効果は高い)
■BMIが18.5未満の低体重の方
BMI(体格指数)が、18.5未満の場合、ファスティングでの体脂肪率減少により危険性がみられる場合があります。
BMI数値の算出方法 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
例) 体重51kg ÷ 身長1.55m ÷ 1.55m = 21.22
18.5未満 18.5-25.0 25.1-30.0 30.1-35.0
低体重 普通体重 肥満1度 肥満2度
【酵素ドリンク・発酵ドリンクの飲む量】
選ばれたドリンクに、
ファスティング時に1日どのぐらい飲んでくださいという記載があります。
大体、1日半分〜1本ぐらいになると思います。
(私がおすすめしているドリンクの場合は1日300ml)
規定量を基本的には水で薄めて飲みます。
≪ファスティング中の禁止事項≫
■お酒、タバコ
■ジュース(炭酸飲料、市販のフルーツジュース)
■コーヒーや紅茶などのカフェイン入り飲料
■飴、ガムなどの菓子類
■水、発酵ドリンクを極度に冷やしての多飲
■激しい運動
≪ファスティング中の心得≫
●水分摂取
通常、全水分摂取量に占める食べ物中の水分は30%を占めます。
ファスティング中は食品による水分摂取量がゼロになるため、
その分を上乗せして摂取する必要があります。
その上、ファスティング中は体内に水分を溜め込む力が低下しているため、積極的な水分摂取が重要です。
通常時で体重の1/32の摂取量が推奨されていますが、
ファスティング中はそれプラス1~1.5ℓを足しましょう。
50kgの人の例:1/32→1.5ℓ+1ℓ 合計:2.5ℓ/日
●良質なお水を選ぶ
お水はとても重要な要素です。
塩素や金属類が含まれている水道水は避け、天然水や還元水などが好ましいです。
また、軟水は体内への吸収性が優れていて、デトックスしやすく身体への負担が少ないです。
エビアンなどの硬水を避け、また炭酸水は胃の負担にもなるため出来るだけ避けましょう。
●エクササイズ
ファスティング中のエクササイズは、
ファスティングの効果を高めたり、不調を緩和させる効果もあります。
しかし、普段よりも低エネルギーで生活を送っているため、一時的にパワーは下がります。
激しい運動は怪我をする恐れもあるため、ウォーキングなどの軽度な有酸素運動を行いましょう。
【ファスティング中のトラブルと対処法】
ファスティング中は、摂取カロリーの減少や強いデトックス作用がみられるため、
体の内外に様々な変化が現れます。
時に副作用のような症状が出ることもありますが、
そのほとんどが一時的なものであり、ファスティング後も続くということはありません。
<空腹>
激しい空腹感に襲われた時は、ドリンクの濃度を濃くして飲んだり、
摂取回数を増やしましょう。
それでも改善が見られない場合は、具無し味噌汁を飲むと空腹感が和らぎます。
<頭痛>
塩分が急激に制限されるため、血管拡張による頭痛が発生することがあります。
普段の食事が塩分過多だったりすると生じやすくなります。
準備期間にしっかりと塩分調整することによって予防できます。
頭痛が生じた時は、自然塩を一つまみ摂ったり、ドリンクを濃くして飲みましょう。
それでも治まらない場合は、無理せず中断しましょう。
<めまい>
普段の食事がオーバーカロリーであったり、準備期間が十分に確保できなかった場合や
ドリンクの摂取量が少ない場合に起こることがあります。
ファスティング前にしっかりと体調を整え、
十分な量のドリンクを摂取することによって予防できます。
ひどい場合は、嘔吐することあり、しっかりと既定量を飲むようにしましょう。
これらの症状が出たら、
ドリンクの濃度をあげたり、摂取量を増やしたり、具無し味噌汁を飲みましょう。
それでも緩和しない場合は中断しましょう。
体が酸性に傾いているため、軽度の有酸素運動も行うとよいでしょう。
<下痢>
宿便が排泄される際に下痢や腹痛などの症状が出る場合があります。
デトックスが進行しているという肯定的な反応ではありますが、
この様な反応が生じることもあります。
<肌荒れ>
排泄器官でもある肌を通してデトックスされている時に起こる症状です。
アレルギー、アトピーの方は一時的に皮膚が荒れることがありますが、
デトックスが行われて症状が緩和されていきます。
<冷え>
ファスティング中は摂取カロリーが少なくなり、
体のエネルギー生産が減少するため体温も低下します。
普段よりも寒さを感じやすくなりますので、服や入浴で体を温めるようにしましょう。
次回は、回復期についてです。
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