先日来られた方は「AMHが低いといわれ大変不安です」という40代の方が先日妊活協会の相談にきてくれました。
「私って閉経近いの?」という思い込みを外すことが第一優先かなと思いました。
~どうしてきたの?どう思っていたの?~
きっかけは5年位前に子宮頸がんの検診を受けたときです。そのころ、テレビで「AMH」について、放送されていたので、ついでに受けてみよう!と思い、そのクリニックでAMHの検査をうけました。すると数値が低く「閉経」というキーワードを突き付けられました。
・値が低いから「閉経もありうるかも」と言われショックを受ける
・ピルを飲む対処をすすめられて行っていた
・そのころ生理不順もあってピルを飲んだら整ったので安心していた
そして2年後に改めてAMHを検査したところ値が悪化していた
・自分でなんとかしなきゃと思いピルをやめる
・睡眠、食事、水泳、布ナプキンを変えることに気を付けたら最近生理が28周期になった
という感じでした。
キーポイントは、ピルを飲むことで生理周期が整っていたので安心していたということ。でもね、生理の乱れは何かのサイン。ご本人が当たることや、同時に起きていた体のサインから、仕事や不規則な生活に耐えるために体(副腎)が頑張っていたんだというサインだとわかりました。
そして、その後に、AMHの結果がさらに下がってショックを受けたけど、そこから薬を止め、しっかり自分に向き合ったということ。
これは凄いことですよ。
しかも生理周期が28日で最近しっかり来てるということ。男の僕には30代半ばで「閉経」って言葉を突き付けられるショックはわからない。でも想像はできる。こんなに頑張ってきて、体の調子もいいのに僕の所へ来た。おそらく、頭の中で、砂時計のように刻々と「卵子の数が減っている」ようなイメージが離れないんだと思う。それを共感し合えました。
閉経って卵子が無くなることじゃない卵巣が「もう仕事を終えた」ってなること
でもこられた方は、ショックを受けながらも自分と向き合い生理周期を28日に保ててる。まだまだ卵巣は元気なんですよ。
そして、AMHって卵子の残りが少ないんじゃなくて、その周期に眠りから覚めた卵子の数が少ない「かも」っていう予測。
でもね、
眠りから覚めるのが多かろうが少なかろうが、排卵するのは一個だから、自分の残りの数とか何個眠りから覚めるとかよりも、排卵するたった一個を毎日毎日育てて、毎月毎月大事にしていこう!
今現在、仕事もパートナーとも、健康になるための習慣にも充実感があって、体調もよい。最高ですよ。
あとは、
①自分が行ってきたことに自信をもって過ごすこと。
②もともと生理不順があったので副腎が疲労しやすいという個性をうまく付き合うこと
③毎月一個の卵を元気に育てるためにできることを楽しくやること
をお伝えしました。
どうしても頭から離れない「恐怖」と戦っていることを、わざわざ池袋まで来ていただき打ち明けてくれたことに、本当に感謝します。
ありがとうございました。