INFORMATION TITLE妊娠できるなら飲みたい？排卵誘発剤について考えてみた

不妊治療をすると使用する機会の多い排卵誘発剤。
 
よくわからないけど、妊娠しやすくなる薬でしょっ。という人も多いんじゃないでしょうか？
妊娠率がアップするなら、ぜひぜひ飲みたいですよね。

ってことで、
体の機能や体全体を見ていく整体の視点も交えて、排卵誘発剤を考えて見ようと思います。

 【排卵のメカニズム】
まずは排卵がどのようなメカニズムで起きているのかを簡単に確認してみます。
①卵を育てなさいと司令を出す（卵胞刺激ホルモン）
↓
②卵胞が成熟
↓
③内膜が厚くなる・おりものが増える→精子を受け入れる準備
卵が大きくなりましたと報告する（卵胞ホルモン）
↓
④排卵しなさいと促す（黄体化ホルモン）
その後、
排卵して残った卵胞（黄体）からホルモンが出て高温期になり、着床すればそれが維持されます。

 【排卵誘発剤とは】
排卵誘発剤とは何なのか？
なかなか妊娠できない人の特徴として、
卵が大きくならない、
そして時間がかかる
 
これらを解消できるといわれているのが排卵誘発剤です

また、排卵しないとき、できやすい状態にしたり、排卵を促すお薬です。
排卵誘発剤には飲み薬と注射の二種類があります。
 
飲み薬
基本
■クロミッド 「卵が大きくなりました」という伝達を抑え、卵を育てなさいという司令をたくさん出るようにする内服薬。
排卵誘発剤の中では一番使われていて、セキソビットに比べ効果が強い。
 
ちょいと弱い薬
 ■セキソビット 「卵が大きくなりました」という伝達を抑え、卵を育てなさいという司令をたくさん出るようにします。
よく使われる排卵誘発剤で、クロミッドに比べ効果が緩やかなぶん、副作用も少ないと言われています
 
注射
■hcg注射 「卵を育てなさい」というホルモンと同じ作用で、直接卵巣に働きかけられます
注射から２４～３６時間で排卵。
内服薬でうまく排卵出来ないときに使われることが多い。
 
 【メリットとデメリット】
メリット
排卵誘発剤を飲むことで卵巣がしっかり機能して排卵するようになったり、タイミングが取りやすくなりこれで卵が育てば妊娠できるチャンスも広がるってことが一番のメリットです
 
デメリット
ただ薬なのでもちろん副作用もあります。
使い続ければ卵巣に「卵を育てなさい！もっと仕事しろ！」と司令し続けますので、
これが続くと体の中でこのような事が起こってしまいます
 
それが
 
卵巣は疲れる
という状態になります
 
その結果どうなるのかというと
卵巣が腫れてさらに機能が低下することも･･･。
 
さらに子宮内膜も薄くなり
おりものを増やす事も妊娠には重要なのですが
クロミッドはこれらも抑えてしまいます
 
こうやって見ていくと
誘発剤を使えば排卵されやすくなるからOKって、手放しで喜べるものではなさそうです
確かに妊娠するには排卵も大切です、
ですが
妊娠出来ればなんでもいいとあなたは思うかもしれませんが
薬を使う事によってこのような副作用もおこることをあたまに入れておいてください
 
それじゃ薬を使うとこういうリスクもあるから使わないほうがいいの？って思うかもしれませんがそうではありません
 
なかには、排卵誘発剤をつかわないと妊娠できない人もいます
 
それでは、排卵誘発剤を使わないと妊娠できない状態とはどういったものでしょうか？
 
【どんな時に排卵誘発剤が必要になるの？】
使ったほうが早い人を書きます
 
◎排卵しにくい
◎排卵に時間がかかる
◎卵が大きくなりにくい
◎無月経
こんな感じで排卵の働きや生理そのものにトラブルがある場合は、
排卵誘発剤という薬の力を借りてみるのもありです
 
 【もし排卵障害が無くても、処方してくれるか？】
これは病院のドクターの考え方によって変わってきそう･･･。
薬を使って排卵をより確実に、そして薬で体をコントロールするっていう視点のドクターであれば処方してくれるでしょう。
 
だけどこのような人も中にはいます
僕自身
患者さんを現場で見ている点からお話をさせていただきますと
不妊の原因が不明で排卵も生理周期も問題ない人が、
誘発剤を処方されて飲んでるって人が何人かいました
 
これについては、原因不明だから
排卵誘発剤を使うっていうのに疑問があります
 
なぜなら
もしかしたら排卵できない原因が別にあるのではないか？
と考えているからです
 
お医者さんの考え方次第
逆にこういう考えのお医者さんもいます
本来持っている
体の機能を活かしていき
体がすることの邪魔をしない
 
という視点のドクターはまず処方しないです
 
【問題ないのに誘発剤を飲んでもいいの？】
どっちが良いとか悪いってことじゃなく、
誘発剤をのんで妊娠できているのか？
という事実で判断するといいかもしれません
 
何か月か続けてみてダメならやめてもいい
 
何かしら変化があるのなら続ける
 
などのご自身での指標をもって薬を使う事をお勧めします
 
ちなみに僕が相談を受けたら
排卵しない原因がわかっていればお勧めしますが
わかっていないのでしたら
基本的に飲まないことをオススメします。
なぜなら僕自身は原因がわからないのなら飲んでもあんまり意味がないかなと考えています
 
そして
実際施術するなら
妊娠するために必要な事はなんだろうと調べて
改善すべきポイントを元さがして
アプローチすべきだと考えています
 
【飲んだら妊娠の確率はアップするのか？】
排卵してない人や
排卵に時間がかかる人は、
排卵誘発剤を使うことで妊娠の確率はアップする可能性は上がると思います
 
そうでない人は、正直わかりません。
アップすることもあるし、変わらないこともある
もしかしたらダウンすることだってありえるかもしれない
これについては
例えば精子が卵子と出会えていないことが原因の女性がいたとして
別の方法だったら本来出会えるはずだったかもしれないのに
 
排卵誘発剤の副作用でオリモノがへってしまい
かえって精子が中に入れないことで不妊になっているのかもしれない可能性もあるかもしれないですし
 
特にオリモノは精子を滑らせる役割をはたしているので、
こういう問題もなきにしもあらずかなと考えているわけです
 
そして不妊の原因が
ただタイミングの取り方が間違ってたって人は、
多分確率は変わらないです、
逆に誘発剤を長期で使用して
副作用が出てくれば確率が下がっていくことも考えられる。
 
大事なところはココ
僕自身が念頭に置いてることをお伝えしますと
原因不明の解消法は誘発剤を使うかどうか？
 
ではなく、
 
あなたの体の改善ポイントがどこにあるかで決まると考えています
 
 
【妊娠の確率をアップさせ、元気で健康な赤ちゃんを授かる方法】
一番大事にしてほしい事は自分の体の状態！
 
改善すべきポイントを知ることが大切だと考えています
 
どうしても妊活中の場合、
卵子、
精子、
子宮、
卵巣など
 
妊娠に直結するところばかりに目が行ってしまうんです
 
でもこれって仕方がない・・・・・
とは思います
何故なら
情報が多すぎてどれを信じればいいのかわからない事も多々ありますし
これをやったから妊娠するわけでもないからです
 
そしてこんな例もあります
実は腰痛や肩こり、便秘、冷え性なんかが改善したら妊娠したって例もあります
 
勿論ぜんぶこれで妊娠できるのか？
というとそうではありませんが可能性はあります
 
こうやって考えてみると
あなたも体が健康になれば妊娠しやすくなるともいえなくもないのでは？
って思いませんか？
 
体が健康になるということは、
体の細胞が元気になるということ。
細胞が元気になれば、
その細胞である卵子や精子も自然に元気になります。
卵子、精子が元気になれば、
そこから産まれる赤ちゃんも元気で健康になってしまいます
 
これってすごくいいと思いませんか？
 
●まとめ
薬を飲んでも、
処置をしても、
整体を受けても、
妊娠できる人もいますが
妊娠できない人もいます
こういったことも含めて薬のメリットデメリットも考えてもらいたいなって僕は考えてます
 
それに、もしかしたらあなたも整体で妊娠で来ちゃうかもしれませんよ？
 
僕はそのためのサポートをしています！
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