INFORMATION TITLE【骨盤矯正は不妊に効果があるの? 歪みを整えて妊娠を目指そう!】
【骨盤矯正は不妊に効果があるの? 歪みを整えて妊娠を目指そう!】
妊娠できない原因の一つに、骨盤の歪みが関係していることをご存知でしょうか。
日頃から悩まされることが多い腰痛や生理痛の症状を、
骨盤矯正によって改善することで妊娠につながったという声もあります。
今回は、骨盤矯正は不妊に効果があるのか、
妊娠率を高める骨盤の整え方について説明します。
【骨盤矯正はなぜ必要?骨盤の歪みとは、どういう状態?】
背骨の腰部分にある腰椎の下に仙骨という骨があり、
この仙骨を中心に両サイドに広がった腸骨、
恥骨などの数種類の骨で構成されている部分を骨盤といいます。
骨盤は周囲にある関節や筋肉によって支えられていますが、
悪い姿勢を続けていると、骨の角度が傾いたり、結合部がずれたり、
ゆるんだりして、骨盤が歪んでしまいます。
すると、腰痛や重い生理痛といった症状を引き起こします。
こうした症状を解消するために骨盤の歪みを正す、骨盤矯正が必要になります。
【骨盤が歪むと不妊になる?】
骨盤は体の中心にあり、体の土台の役目をしています。
骨盤を構成する複数の骨は靭帯や筋肉で他の骨につながっているため、
骨盤が歪むと背骨も歪んでしまい、さらには下半身や首、肩にも影響を及ぼします。
歪みの影響を受ける部位によって、さまざまな症状が現れます。
<新陳代謝の低下>
骨盤が歪むと内臓の動きが弱まり、体幹の筋力が低下するため、
新陳代謝が低下していきます。
新陳代謝が低下すると血液や水分の循環が悪くなり、冷えやむくみを引き起こします。
また、筋力が低下するため腸の動きが悪くなり、便秘になりやすくなります。
<肩こり、腰痛、関節痛、坐骨神経痛>
骨盤が歪んで筋力が衰えると姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛を起こしやすくなります。
全身の体の歪みにもつながるため、関節痛が出ることも。
また、骨盤の中には坐骨神経が通っていますが、
骨盤が歪むことで坐骨神経が圧迫され続けると、坐骨神経痛を引き起こします。
<美容への悪影響>
骨盤の歪みによって猫背やO脚につながります。
また骨盤から背骨を通して頭蓋骨へも歪みが起き、
顔の左右のバランスが崩れるといったトラブルを引き起こすこともあります。
<生理痛や婦人科系疾患>
骨盤は生理周期に合わせて開いたり締まったりしています。
骨盤が歪んでいると開かなければいけない時期にスムーズに開かず、
周辺の筋肉が緊張することで骨盤内や周辺の血流が滞り、
生理痛や下腹部痛、腰痛、頭痛といった症状を引き起こします。
また、妊娠が成立しなかった際に不要となる子宮内膜を排出するのが生理という現象ですが、
骨盤の歪みによって子宮内膜がうまく排出できず腹腔内に逆流すると、
子宮内膜症につながる場合があります。
<不妊>
骨盤が歪むと、血液の流れが悪くなり、子宮や卵巣の機能が低下する、
子宮や卵巣が圧迫される、ねじれるといった症状に発展することがあります。
血流の悪さから冷え性となり、子宮や卵巣機能が低下すると、脳からのホルモン分泌の指令をうまく受け取れません。
すると、妊娠に必要なホルモンが分泌されず、不妊につながるといわれています。
【骨盤矯正は不妊に効果があるの?】
骨盤の歪みによって子宮や卵巣機能が低下する可能性を考えると、
骨盤矯正によって正しい位置に整え、血流を促してあげることで
不妊治療としての効果も期待できます。
もちろんその他の不妊の原因も考えられるため、
骨盤矯正のみで確実に妊娠できるようになるわけではありませんが、
治療法の一つとして試してみるのもいいですね。
また二人目不妊の原因の一つに、産後の骨盤の歪みもあげられます。
治療すべき病気などが見当たらないのに不妊期間が長いときには、
骨盤の矯正や、血流を促す意味でも漢方薬などでの冷え性の改善なども検討してみて下さい。
【骨盤矯正で妊娠率を高めるには?】
骨盤矯正の方法はいくつかありますが、
自宅で気軽に行えるのがストレッチや筋膜リリースです。
筋肉がほぐれた状態で行うとより効果が高まるので、入浴後に行うのがおすすめです。
骨盤矯正に簡単なストレッチ方法があるので、ぜひ実践してみてくださいね。
● 仰向けに寝転ぶ
● 膝を三角に立てる
● 膝をくっつけた状態で、両足を左右に倒す
骨盤ベルトも人気があります。
ただし本来は交通事故や出産などで歪んだ骨盤を元の位置に戻すために使うものなので、長時間の使い過ぎには気をつけましょう。
骨盤が固くなり動きが悪くなってしまうことや、
ベルトの支えに頼りすぎて骨盤本来の筋力の低下につながることがあります。
使い方を守り、あくまでも生活習慣の改善やストレッチの補助ツールとして
使うようにしましょう。
【骨盤矯正で改善すべき歪みの原因は?】
骨盤は日常生活での動作がクセになり、悪い姿勢が続くことで少しずつ歪みます。
特に女性は、毎月の生理周期のリズムに合わせて数センチの範囲で
骨盤が緩んだり締まったりするので、男性よりも歪みやすいといえます。
骨盤矯正を行っても、骨盤が歪む根本原因を改善しない限りは、
繰り返し歪みを引き起こしてしまいます。
ぜひ次のような原因に気をつけて、普段の生活を見直しましょう。
<日常生活での動作やクセ>
人には誰でも利き手や利き足があり、
無意識に使いやすいほうの手や足を多く使うことで、骨盤が歪みます。
脚を組んで座る、バッグをいつも同じ方の肩や腕にかける、
うつ伏せで寝る、膝を床にくっつけてペタンと座る「アヒル座り」をする、
脚を交差させて立つなども骨盤の歪みを助長します。
また、歪みが強いほど重心が傾いているため、
自然と向きやすい方ばかり向いてしまいがちです。
意識的にカバンを持ち替えたり、脚組みを我慢するといった生活のクセを改善しましょう。
<運動不足>
あまり体を動かさない生活を続けていると筋肉がつかないため、
体重をうまく支えることができず不自然な体勢をとりやすくなります。
猫背や、椅子に浅く座る姿勢を楽だと感じてしまうようになります。
また、肩や首のこりが解消しにくいため、
頬杖をつくことも増え、さらに背骨が歪んでしまいます。
それぞれの症状に思い当たるところがあれば、散歩やウォーキングなど
まずは軽い運動を心がけるようにしましょう。
<出産後の矯正>
妊娠している女性の体は、出産が近くなるとリラキシンというホルモンを分泌します。
骨盤の靭帯を緩めて骨盤を開きやすくし、産道を確保する働きを持ちます。
この骨盤の靭帯が緩むことで骨盤が歪みやすくなります。
また出産時には赤ちゃんが通って出てくるため、骨盤が大きく広がります。
出産後に骨盤が開いたままの状態が続くと、骨盤の歪みにつながってしまいます。
出産後は骨盤矯正によって、正しい位置に骨盤を整えることを覚えておいてくださいね。
【骨盤矯正で不妊の解消を目指そう】
骨盤の歪みは体に多くの影響を及ぼしますが、
女性はもともと骨盤を支える筋肉量が少なく靭帯も柔らかいので、
骨盤の歪みを起こしやすいといえます。
妊娠したい女性は日々の生活での姿勢に気を配ること、
そして軽く体を動かすことを特に意識して、骨盤矯正で妊娠をめざしていきましょう。
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